中村先生と初めて出会ったのは長男を妊娠中の時でした。
長男はおなかにいる間ずーっと逆子で、しかも常に同じ側にいました。
妊娠の中期から骨盤体操をしたり、お灸をしたり、整体に通ったり、鍼をしたり
逆子が治るといわれることは色々試してみましたが、35週になっても戻りませんでした。
当時勤めていた産婦人科の院長先生は「逆子でも下から産めばいいよ、わしは逆子を取り上げる
のは得意じゃよ」なんておっしゃっていたのですが、どうしても逆子を戻してからお産をしたいと
思っていた私は諦めきれずにいました。でも35週になって、さすがにもう無理か…と思っていた矢先、
ふと「そういえば小倉に自然なお産を推奨している先生が開業した病院があったはず」と思いつきました。
卒業してすぐ神奈川の病院に就職したので、福岡の産婦人科事情に疎かったのですが、
ずいぶん前に新聞にそのことが載っていたのを思い出したのでした。
初診でしかも35週の逆子を治してくれる病院は少ないと知りながらも電話をかけてみると、
「とりあえず診てみましょう」と言って下さり、受診することになったのです。
中村先生はとても優しく、超音波で胎児心拍、臍帯血流などを注意深く見ながら【外回転】といって
おなかの上から胎児の体を保持して回す技を試してくださいました。
頭は下になったものの、胎児心拍が下がったので残念ながら元の位置に戻すことになりました。
「この子は理由があって逆子になっているんでしょうね、居心地がよいのだと思いますよ」と先生。
(あーやっぱりダメなのかー)と、とても悲しい気持ちになりました。(残念だけど、赤ちゃんが
この場所がいいって言っているなら仕方がない)と自分に言い聞かせながらも諦めきれない私。
遠慮がちに「やっぱりもうトライしないですか?」と先生に尋ねてみると、
「30分休んでからもう一度超音波で見てみましょうか」と言ってくださいました。
そして30分後、超音波の画像を見て「あれ?この子、向きが変わっているよ!」と先生。
「妊娠中ずーっと同じ方向を向いていたのに??」と信じがたかったのですが、いつも左側にいた子が
右側に本当に移動していました。「これならもう一度チャレンジする価値がるかも」と言って下さり、
再チャレンジすると今度は心音が下がることなく臍帯血流も問題なく正常な胎位に戻ったのです!
先生が神様に見えた瞬間でした(笑)
ここで産みたい!と思ったのですが、人気がある病院だったし、この時期にお産の予約をいれるのは無理
だと知りながらも一応受付で尋ねてみると…なんとキャンセルが一名出たので予約できますとのこと!
もちろんすぐに予約をいれました。
全身全霊をこめて外回転をしてくれた中村先生と、がんばって向きを変えてくれた赤ちゃん(長男)と、
中村産家の情報を思い出させてくれた神様に感謝の気持ちでいっぱいになったのを、今でもよく覚えて
います。
というわけで自宅出産をするようになってからも中村産家との素敵なご縁は4人目も継続中です。
素敵なお産をすると育児がぐっと楽しくなります。また産みたいと思うようになります。
そのためにはよい先生、よい助産婦のいる良い病院を選ぶことが大切です。
なかなか情報がなくて難しいかもしれませんが、くれぐれも食事が豪華だからとか、エステがあるから
とか、夜赤ちゃんを預かってくれるからなんていう理由だけで選ばないでくださいね☆

